試合中、急にフォアが入らなくなることを経験したことはありませんか?
僕は、あるとき急に試合でフォアが入らなくなってしまいました。
普段は何気なく打てていたフォアが自分のコートでバウンドしたり、ノーバウンドでバックネットに突き刺さったり。
しかも、フォアが入らなくなるのは、試合に出たときだけ。
練習ではうまくいくのに。。。
結局、1年くらいは試合でフォアのスピンが入らず、悔しい思いをしてきました。
ですが、ある時からそのようなことはなくなりました。
試合で自分がどのようにスイングしているか動画を撮影して確認したときから。
今回は、試合中にフォアをどう打っていいかわからなくなった時に効果のあった対処法についてお話します。
イップスかな?と思っている人の助けになれば幸いです。
試合中に突然フォアハンドが入らなくなる理由
試合だけでフォアハンドが突然入らなくなった理由は、
普段と違うフォームで打っていた
ということ。
そして、僕自身は
いつも通り打っているつもりでいた
ということです。
試合では、ポイントを落とせない、負けたくない、いろんな人が見ているなど独特の緊張感の中で行われます。
無意識のうちに体がかたくなり、変なところでちからが入っていました。
自分の動きを確認するため、動画を撮影した
試合で自分がどのように動いているか、観察することにしました。
具体的には、試合の動画を撮影してチェンジコートの間に確認する。それだけです。
僕は、動画を撮影することで、自分がいつも通りの動きと全然違うということに気づきました。
フォアを打つ時だけ、テイクバックの段階からグリップを力強く握りしめていたのです。
そして十分なラケットダウンをしないまま、インパクトに向かっていました。
その結果、ラケットの面が上を向き、ホームランを量産していたのです。
ミスの原因に気づいてからは、グリップを握りすぎない、ラケットダウンをするということを徹底しました。
すると、少しずつ同じようなミスが減り、試合中でもいつも通りのフォアが打てるようになりました。
こんなはずじゃない。と、思ったときは自分を客観的に見て、何がいけないのかを確認しましょう。
ミスが続くと負のスパイラルにおちいる
フォアが入らなくると、どんな感じになるのか、念のため説明しておきます。
まず、フォアが大きくアウトする。
おかしいなと思って素振りをする。問題はなさそう。
次のポイントも大きくアウトする。
また素振りをする。やっぱり問題ない。
次は少し慎重に打ってみる。
すると、自分のコートでバウンドする。
こうなるとおしまいです。
自分の打つボールはすべてミスをするような気になります。
そして、ミス製造機になり、ひたすらミスを連発して実力が出し切れていないと思いながら負けていきます。
いつもはしないようなミスを連発するときは、普段通りの動きができていないと考え、手遅れになる前に対処しましょう。
どうしてもフォアが入らないときは
フォアハンドがどうしても入らないときには、その試合だけをしのぐという手段もあります。
僕はフォアが入らない時に、次のような戦略を使って試合に勝ってきました。
フォアは全てスライスで打つ
フォアハンドの調子が悪い時でも、フォアハンドスライスは意外と入ります。
理由は、フォアのスピンほど複雑な動きをせずに打つことができるから。
欠点としては、バックで決めに行けないとベースラインから決め手に欠くということです。
それを補うには、ネットプレーを交えるのが良いでしょう。
ボレーに出る
フォアが打てないのにベースラインで打ちあうのは得策ではありません。
サーバーの場合はサーブ&ボレー、リターンの場合はすきを見てネットに詰めましょう。
初、中級レベルだと、ネットに出るだけで相手がミスをしてくれることもあります。
また、前述のフォアハンドスライスとあわせた、チップ&チャージという攻め方もオススメです。
フォアスライスをストレート方向(相手のバック側)へ打ち、そのままネットに詰めましょう。
相手はスライスをバックハンドでコントロールしながら処理しなければならないので、厳しいボールが返ってきにくいという特徴があります。
ただ、これらはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはならないことを覚えておいてください。
まとめ:試合でフォアが入らなくなったら、自分の動きを再確認しよう
できるはずのことができずに負ける時の悔しさというのは、耐えがたいものです。
もし、試合だけボールが入らないと悩んでいる方は、試合中と練習中の動きをそれぞれ撮影して比べてみてください。
ミスの原因さえ見つけることができれば、対策を考えることができます。
普段できているということは、必ずどこかに解決するすべがあるのです。
スランプから抜け出すと自信につながりますし、同じような状況になっても解決できる力が身につきます。
まずは、ミスの原因を特定することから始めてみましょう!
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