テニス中、集中力を保つことができていますか?
試合中にふと隣のコートが気になったり、周りの声が耳に入ってきたりしたら、それは集中力が切れている証拠です。
今回は、マインドフルネスと呼ばれる集中力を高める方法と、実際に僕がテニス中に集中できるようになった本「インナーゲーム」について紹介します。
マインドフルネスとはジョコビッチやGoogleの社員も実践する“今現在”に集中する方法。
また、「インナーゲーム」とは1976年に発売され、テニス書籍として世界的にベストセラーとなっている本です。
もし、試合で集中力を保てないと思っている方は試してみて下さい。
マインドフルネスとは
マインドフルネスとは、今現在に集中しているという心のあり方です。
今だけに集中している状態は、感覚が研ぎ澄まされ力を発揮しやすい状態にあります。
よくスポーツ選手はゾーンに入ったという表現をしますが、その状態に近いことをイメージしてもらうとよいでしょう。
あなたは、テニスですごく調子がいい時はありましたか?
そんな時は、なぜかわからないけどうまくできた。ということが多いと思います。
逆に、調子が悪い時は、なんで調子が悪いのか、あれこれ理由を考えていませんか?
それは、マインドフルな状態から最も遠い状態だといっても過言ではありません。
マインドフルでない状態は、今以外のことを考えているときです。
例えば、絶好のチャンスボールがきた時、このショットをミスしたらどうしよう。
と考えてしまうことはありませんか?
それは現在のことではなく、自分がミスした未来のことを考えてしまっているのです。
その結果、予想通りミスをしてしまいます。
マインドフルネスのやり方
では、マインドフルネスとはどのようにすればよいのでしょうか。
マインドフルネスを行うということは「瞑想をする」ということです。
瞑想とは、姿勢を正して自分の呼吸に集中し観察すること。
元世界No.1のあのジョコビッチ選手も普段から瞑想を取り入れています。
しかし、テニスのプレー中に瞑想をするわけにはいきません。
テニス中にマインドフルな状態になるにはどうしたらよいのでしょうか。
僕がマインドフルな状態でテニスができるようになった理由
僕自身、今までどうすれば「テニスに集中できるか」をたくさん調べてきました。
結論から言うと、ネット上にある情報をいくら集めても集中できるようにはなりませんでした。
なぜなら、ネット上には“点”の情報しかないからです。
あるサイトでは試合以外のことを忘れて集中するとあり、別のところでは打つ前から考えておけば理論的にゾーンを作れるとありました。
僕は情報をたくさん持っていたけれど、それらはつながってなくバラバラな状態でした。
その点と点を結んで線として理解できるようになったのは、インナーゲームと言う本を読んでからでした。
もしかするとネット上にはこの本の内容が一部抜粋されて書かれていたのかもしれません。
インナーゲームを読んだ日にしたテニス
インナーゲームを読み終えた日に、テニスの練習があったので、本に書かれていた通りのことを実践してみました。
すると、ずっと打ち方に悩んでいたフォアがなぜか急に入るようになりました。
一緒に練習していた友人にも、なんか今日、調子いいねと言われとても嬉しかったです。
いちばんよかったことは、あれこれ考えず純粋にテニスを楽しめたことでした。
その他の変化としては、次のようなことがありました。
・いつもより少しボールが遅く感じた
・ミスをしてもイライラしなくなった
これらは、マインドフルな状態でテニスができていたからだと思います。
インナーゲームは海外のベストセラー
インナーゲームはThe Inner Game of Tennisという本を翻訳した内容となっています。
この本は1970年代に海外で発売され、以降何度も改訂されベストセラーになっています。
アメリカの有名なネットショッピング会社では、購入者のレビューが532件ありました。
そしてその評価の平均は5段階中4.5。
レビュアーの79%が満点の5点をつけていました。
参考までに、日本のテニス関係書籍は有名なものでもレビューが20件前後なので、インナーゲームの人気の高さがうかがえます。
僕自身も今まで100冊以上のテニス関係の本や雑誌を読んできましたが、最も効果があったと感じています。
インナーゲームの内容は、自分の能力を引き出す方法や試合で集中する方法が主に書かれています。
※体の使い方や戦術の考え方などはかかれていません。
まとめ:マインドフルな状態になれれば、あなたのプレーはさらに良くなる
今回はマインドフルな状態と、マインドフルな状態でテニスをするのに役立ったインナーテニスという本を紹介しました。
テニスの試合ではメンタルが大きく試合を左右します。
集中してテニスをするにはどうすればよいか悩んでいる方の助けになれば幸いです。
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