練習を一生懸命しているのに、なかなか上達しないと感じることはないですか?
そういう時に、練習量を増やしてみたり、新しいテニス雑誌の技術を試してみたりする。
けれども、結局うまくいかない。
特に独学でテニスをしていると、このような悩みを持つことが多いです。
実はテニスが上達しない理由の一つに、イメージと自分の動きにずれがあるということがあります。
このブログではイメージ通りの動きをするため、カメラで自分の動きを撮影する手法を紹介します。
プロは専属のコーチから指導してもらえますが、趣味でテニスをしている人はそうはいきませんよね。
カメラを通して客観的に自分の動きを見ることで、あなたがあなたのコーチになりましょう!
イメージと動きにはズレがある
あなたは、自分がテニスをしている姿を見たことがありますか?
鏡で動きを確認することはあっても、ラリー中の自分の姿などは見る機会は少ないのではないでしょうか。
カメラで自分のプレーを撮影してみると、自分の体は必ずしもイメージした通りに動いていないということに気が付きます。
次の1~3の手順を実際に試してみてください。(10秒くらいでできます)
1.自分が利き手でさわれるくらいの距離に物を置く
例)コップ、スマートフォン等
2.物の一部をねらい、利き手の人差し指でさわることをイメージする
例)コップの手前のふちをさわる、スマーフォンのボタンを押す等
3.目を閉じてイメージ通りに手を動かす
さて、うまく狙ったところに触れられたでしょうか。
かなり集中力が必要ですし、指が目的の位置から外れる人もいるでしょう。
イメージと動作はなかなか一致しないことが、お分かりいただけたと思います。
テニスでは、もっと複雑な動作をラリーの間の短い時間でイメージして、動かなければなりません。
動画を撮影してイメージと動きのズレをなくす
では、イメージと動きのズレをなくすにはどうしたらいいのでしょうか。
そのためには、イメージと動きのズレを認識して、イメージ通りに動く練習を繰り返す必要があります。
自分がテニスをしている姿を撮影してイメージ通りに動けているか確認してください。
そして、動きがイメージと違っていたら動きを修正してまた撮影することを繰り返してください。
イメージ ⇒ 動作(撮影) ⇒ 動作の確認 ⇒ 動作の修正(撮影) ⇒ イメージ ・・・
この練習を繰り返すことで、徐々に自分の体をイメージ通りに動かす力がついてきます。
すると、やみくもに反復練習をするのと比べものにならないスピードで上達していきます。
動画撮影のメリット
動画を撮影することで、次のようなメリットがあります。
自分の動きを客観的に見ることができる
カメラを通すことで、自分の動きを客観視することができます。
客観的な視点は、自分の動き方やポジショニングなどを見直す良いきっかけになります。
私は自分の動きがイメージしていたものと違っていました。
そのため、違和感がなくなるようひとつづつ動きを改善していきました。
スマートフォンに入れておけばいつでも確認できる
スマートフォンに動画を入れておけば、いつでも確認することができます。
例えば、コート以外の場所でコーチや先輩などに会ったとき、動画を見せることでアドバイスをもらえます。
また、練習する時間がなくても、フォームの見直しをして次の練習でどう改善するかを考えることもできます。
過去の動きとの違いを見ることができる
動画を残しておくことで、昔のフォームを確認することもできます。
過去のフォームで何が悪かったかを見直すことで、将来同じような動きをしていないか確認することができます。
テニス動画の撮影に必要なもの
自分の動きを確認するのに特別なものは必要ありません。
スマートフォン(カメラ)と三脚があれば十分でしょう。
スマートフォンまたはカメラ
テニスの動画を撮影はスマートフォンのカメラで十分です。
スローモーションの機能があるものであれば、細かい動きまで確認することができます。
遠くから撮影したり、スマートフォンではピントが合わなかったりするなら、ビデオカメラを使いましょう。
カメラを固定するもの
カメラの向きを調整するのは、簡単そうにみえて意外と難しいです。
特にテニスコートではカメラを支えられるものがほとんどなく、撮影を始めるだけで苦労してしまいます。
そこでおすすめなのが、スマートフォン用の三脚です。
ネットショッピングを利用すれば三脚の安いものは1,000円未満で購入できますよ。
小さくて持ち運びに良く、旅行先や行事で役立つことも多いので買っておいて損はないと思います。
コート内で撮影するのにおすすめなカメラの位置
コート内でプレーを撮影する場合、カメラの設置位置は次のいずれかをがおすすめします。
1.審判台の上(斜め前方向からの撮影)
審判台の上はコートを広く見渡せます。
チェンジコートをすることでフォア側、バック側のどちらからでも撮影可能です。
また、比較的ボールが飛んでいきにくく、安全な場所でもあります。
2.コート後方のベンチ(後ろ方向からの撮影)
コート後方にベンチがある場合はベンチの上にカメラを設置するとよいでしょう。
相手のプレーに対する自分の対応や、ポジショニングなどを確認することができます。
こちらはボールが飛んできやすいので、カメラ方向にボールを抜かさないよう注意しましょう。
怪我や機材の故障に注意!
プレー中に移動する範囲に置かない
カメラはプレー中に移動する恐れがある場所には置かないようにしましょう。
カメラに接触して怪我をしてしまったり、壊してしまったりする恐れがあります。
気温が30℃を超える日は直射日光にさらさない
気温が30℃を超えるような暑い日はカメラが直射日光に当たらないようにしましょう。
精密機械なので、発熱して故障してしまう恐れがあります。
日傘やタオルなどで影を作ってあげれば、少しは発熱を抑えることができます。
ボールがぶつかる可能性もある
テニスボールはどこに飛んでいくかわかりません。
ボールがぶつかるとカメラに傷がついたり、場合によっては壊れてしまったりします。
特に自分の後ろから撮影するときは、後ろにボールを抜かさないようにしましょう。
まとめ:動画を撮影して効率よく上達しよう
じぶんのイメージと動きのズレを少なくするため、カメラを使ってプレーを撮影しましょう。
カメラを通して自分を客観視することで、気づきがたくさんあります。
イメージ通りに体を動かせるようになれば、どんどん新しい動きを習得できますよ。
自分の動きを見直して、テニスを向上させましょう!
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